はじめての一人暮らしをするのにまず気になるのは、初期費用がどれくらいかかるのかということです。家探しをはじめるその前に、初期費用の内訳をしり、一人暮らしに必要なお金を準備しましょう。

一人暮らしに必要な初期費用は?

初期費用は40~50万!

一人暮らしをはじめるのに準備したい金額は40~50万円です。初期費用は契約する賃貸の家賃6~7か月分といわれています。大きな内訳は「賃貸の初期費用」「引っ越し費用」「家具・家電の費用」です。いずれも必要経費ではありますが、工夫次第で節約できるところはあります。

一人暮らしの平均家賃は6万円

総務省統計局の調査によれば、一人暮らしの平均家賃は5万854円/月とされています。これをおおよそ6万円と考え、以下で初期費用を計算してみました。

参照:e-Sat政府統計の総合窓口/総務省統計局「家計調査」住居の所有関係別-単身世帯(2021)

初期費用の内訳

賃貸の契約にかかる費用〔家賃6万円の場合〕

項目
金額の目安金額
初回の家賃家賃1ヶ月分6万円
敷金家賃の2ヶ月程度12万円
礼金
家賃の2ヶ月程度
12万円
火災保険料
年間4000円程度4000円
保証会社使用料初期 家賃1ヶ月分
6万円
カギ交換代
カギの種類による1.5〜2万
仲介手数料
家賃1ヶ月分
6万円
合計
約33万円

正直なところ、賃貸の初期費用は“選ぶ物件”で変わります。特に、敷金と礼金は有無、金額に差があります。敷金は、大家さんに預けるお金で、退去時の原状回復などに使用し、差額が戻ることも。礼金は大家さんに支払うお礼金のようなものです。この2つは、賃貸情報を見るときに必ずチェックしたい項目です。

引っ越し費用は3~5万
引っ越し費用は、引っ越しする時期と荷物の量で決まります。引っ越し費用が相対的に高いのは3月・4月です。寝具や家電も含む単身パックで4~5万ほど。入学や入社など人の動きが多く、予約も取りにくい時期です。一方、その他の時期は3万~4万で収まることが多いです。荷物が多い場合は、自分で一部運ぶなどの工夫が必要です。

家具・家電の費用に15万は用意したい
はじめて一人暮らしをする場合は、新たに家具・家電が必要です。必ず必要になりそうなのは、寝具やカーテン、テーブル、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、電子レンジ、ドライヤーなど。品質や見た目へのこだわりによりますが、15万円くらいは準備しておきたいものです。