新NISAが預金見直しのきっかけになっている
2024年から始まった新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を併用できます。年間投資枠は合計で最大360万円、非課税保有限度額は最大1,800万円です。
NISA口座で対象商品を保有すると、通常は課税される売却益や配当金・分配金が非課税になります。これにより、預金の一部を使って資産形成を始めたい人にとって、制度面の後押しが大きくなりました。
ただし、NISAを使えば必ず利益が出るわけではありません。株式や投資信託は価格が上下します。購入したあとに値下がりすることもあります。そのため、50代から始める場合は「一度に大きく買う」のではなく、複数回に分けて買う、商品を分散する、無理のない金額にする、といった工夫が必要です。
株式投資で考えたい3つの選択肢
預金の一部を運用する場合、株式投資にはいくつかの選択肢があります。
1. 個別株
個別株は、トヨタ、ソニーグループ、NTT、三菱UFJフィナンシャル・グループなど、特定の企業の株式を買う方法です。企業の業績が伸びれば株価上昇や配当増加が期待できます。
一方で、業績悪化や不祥事、市場全体の下落によって大きく値下がりすることもあります。50代から始める場合は、話題性だけで買うのではなく、事業内容、利益、配当方針、財務状況などを確認することが大切です。
2. 高配当株
老後の収入づくりを意識する人に人気があるのが、高配当株です。株価の値上がりだけでなく、定期的な配当金を受け取ることを目的に保有します。
ただし、配当利回りが高い銘柄ほど安心とは限りません。株価が大きく下がった結果、見かけ上の利回りが高くなっている場合もあります。また、業績が悪化すれば減配や無配になることもあります。
高配当株を選ぶときは、配当利回りだけでなく、利益が安定しているか、配当を無理に出していないか、複数の銘柄に分散できているかを確認したいところです。
3. 投資信託・ETF
個別銘柄を選ぶのが難しい場合は、投資信託やETFを使う方法もあります。国内株式、米国株式、全世界株式など、複数の企業にまとめて投資できる商品があります。
ひとつの商品で広く分散できるため、個別株に比べて特定企業の影響を受けにくい点が特徴です。NISAのつみたて投資枠では、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託が対象になっています。





