
外壁塗装で使える助成金・補助金の主なタイプ
外壁塗装に関係する支援制度は、全国一律ではありません。主に自治体の住宅リフォーム支援、省エネ・環境対策、空き家改修などが候補になります。制度名だけでは塗装が対象か判断できないため、対象工事の詳細まで確認することが重要です。
一般的な住宅リフォーム補助で対象になる場合
自治体によっては、住宅の維持・改修を支援する補助制度の対象に外壁の塗り替えを含めています。たとえば筑紫野市の令和8年度住宅改修工事補助金では、市内施工業者による屋根・外壁の塗装工事などが対象例として示されています。
同制度では、対象となる住宅改修工事費の10%相当額、上限10万円が補助額です。ただし、市内の施工業者を利用すること、対象工事費が一定額以上であることなどの条件があり、交付決定前に工事を始めることはできません。
遮熱・断熱など環境対策が条件になる制度
通常の塗料による塗り替えではなく、高反射率塗料など一定の性能を持つ材料を使用すると対象になる制度もあります。千代田区の令和8年度ヒートアイランド対策助成では、屋上や壁面への一定基準を満たす高反射率塗料・熱交換塗料の施工が助成対象に含まれています。
このような制度では、単に「外壁をきれいに塗り直す」という目的だけではなく、省エネルギーやヒートアイランド対策といった制度の目的に適合することが必要です。使用予定の塗料が性能基準を満たすかを施工業者に確認してもらうことも重要になります。
国の補助制度は「塗装だけ」が対象とは限らない
2026年の住宅省エネ2026キャンペーンでは、みらいエコ住宅2026事業において、外壁・屋根・天井・床などへ対象となる断熱材を使用する断熱改修が補助対象に含まれています。一方、一般的な外壁塗装だけを行う工事とは制度の性質が異なります。
そのため、「国の補助金があるから外壁塗装も対象」と一括りに考えるのは避けた方がよいでしょう。塗装と同時に断熱改修などを予定している場合は、対象工事の組み合わせや性能要件を施工前に確認する必要があります。
利用できる制度が分かったら、補助率の大きさだけではなく、助成後の負担額や施工内容をそろえて業者を比較することが重要です。