購入する電力会社株を選ぶ

購入可能な金額が分かったら、複数の電力会社を比較します。株価が安いという理由だけで選ばず、事業と財務を確認します。

供給地域と電力需要を見る

電力会社が主に事業を行う地域で、人口、工場、データセンター、商業施設などがどのように変化するかを確認します。

AIや半導体工場による電力需要が注目されていても、その会社の供給地域に大規模施設がなければ、直接的な恩恵は限られる可能性があります。

電源構成を確認する

火力、原子力、水力、再生可能エネルギーの構成によって、燃料価格や天候、政策から受ける影響が異なります。

原子力発電所を保有している場合は、稼働状況、安全対策工事、審査の進捗を確認します。火力比率が高い場合は、LNGや石炭などの調達価格と円相場が重要です。

決算と財務を見る

最新の決算では、売上高、営業利益、経常利益、自己資本比率、有利子負債、営業キャッシュフローなどを確認します。

電力会社では、燃料費調整制度の期ずれによって一時的に利益が増減することがあります。期ずれを除いた利益や、事業別の利益も確認すると本業の状態を判断しやすくなります。

配当方針を見る

配当目的で購入する場合は、予想配当利回り、過去の配当実績、配当性向、会社の還元方針を確認します。

予想配当金は確定したものではありません。高い配当利回りが表示されていても、業績悪化による減配リスクがないかを調べます。

注文方法を選ぶ

購入する銘柄と株数を決めたら、証券会社の取引画面から注文します。主な注文方法には成行注文と指値注文があります。

成行注文の特徴

成行注文は、価格を指定せず、その時点で取引可能な価格で売買する方法です。成立しやすい一方、株価が急変していると、想定より高い価格で購入する可能性があります。

取引量が少ない銘柄や値動きが大きい場面では、注文前に気配値や売買状況を確認します。

指値注文の特徴

指値注文は、「1株当たり何円以下なら買う」というように価格を指定する方法です。指定価格を上回っている間は成立しません。

希望価格で購入しやすい反面、株価が下がらなければ購入できません。必ず買える方法ではないことを理解して利用します。