預金と電力会社株を組み合わせる方法

50代の資産運用では、資産を増やすことだけでなく、必要なときに使えるお金を確保することも欠かせません。預金か株式かを二者択一で考えるのではなく、それぞれの役割を分ける方法があります。

資金の種類主な使い道置き場所の例
日常生活資金毎月の生活費や公共料金普通預金
近い将来に使う資金住宅修繕、車の購入、医療費など普通預金、定期預金
当面使わない余裕資金中長期の資産形成株式、投資信託など

電力会社株へ投資するときも、一度に余裕資金の全額を投じる必要はありません。購入時期を分ける、複数の業種へ分散する、投資信託と組み合わせるといった方法があります。

日本銀行の資金循環統計によると、2026年3月末の家計金融資産は2,386兆円で、このうち現金・預金は1,126兆円、全体の47.2%を占めています※2。預金は家計資産の重要な部分ですが、株式や投資信託を組み合わせることで、異なる値動きや収益機会を持たせられます。

銀行預金を引き出すこと自体を目的にするのではなく、預金として残す金額と、投資に回せる金額を先に整理することが大切です。そのうえで電力会社株の配当、電源構成、財務状況、供給地域の需要を比較すれば、老後を預金だけに依存しない資産配分を検討しやすくなります。

※1 電力広域的運営推進機関「全国及び供給区域ごとの需要想定(2026年度)」
https://www.occto.or.jp/assets/news/juyousoutei/260121_juyousoutei_r1.pdf
※2 日本銀行「参考図表:2026年第1四半期の資金循環(速報)」
https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf